光より影が好きで、影のいろいろを見つけるとうれしくなる。
秋の夕方、行く手に自分の影がふたつ伸びていた。見たことのない、新しき影! あれっと思い振り返ると、光源もふたつ。夕陽と、それを反射する高層住宅の窓ガラス。一歩進むと影はひとつになった。
一期一会が我が身を照らしてくれる。有り難きかな、人生。

撮影者:國本昌秀 (札幌市/60代)